沈黙を「抵抗」と呼ぶ前に、
治療者の質問を疑え。
クライアントが答えない。
話題を変える。
「わかりません」と言う。
そこで「抵抗がある」と解釈すれば、
治療者の側は簡単に無罪になれる。
質問が大きすぎたのかもしれない。
答えを急がせたのかもしれない。
正解を求められたように感じたのかもしれない。
まだ安全が成立していないのかもしれない。
もちろん、すべての沈黙が
治療者の失敗という話ではない。
沈黙は、個人の内側だけで起きるものではない。
二人の間で起きている。
だから問うべきは、
「なぜこの人は抵抗するのか」だけではない。
「私の問いは、
この人から何を話せなくしたのか」
抵抗という言葉は、
観察の終点ではなく仮説である。
クライアントの沈黙を説明する前に、
あなたは自分の介入を疑えますか。
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