「私はモテるはずなのに、どうして・・・」
という相談がありました。女性です。
どうして・・のあとに続く内容は何だと思いますか?
「どうしてモテないんだろう」
ではなかったですね。彼女が続けたのはこんな言葉でした。
「どうして、私の魅力にみんな、気がつかないんだろう」
でした。
「あの、本気でゆうてます??」
と聞いちゃいました笑
さらに、
「かなりイタイ思考に侵されてますね。。その自らのイタさに気がつくことが、望み通りモテる第一歩ですよ。」
と伝えました。
自己アイデンティティと社会アイデンティティの話を少しだけしましょう。
この話は「一生物」の気づきをあなたに与えると思っています。
自己アイデンティティとは、自分が知っている自分のこと。
社会アイデンティティとは、自分以外の人が知っている自分のこと。
社会アイデンティティは正確に言えば、付き合う他人の数だけ存在するということです。
aさんが知っているあなたとbさんが知っているあなたは違うので、そこには二人のあなたが存在するということ。
で、
それで、社会に存在している「私」ってのは実は社会アイデンティティのことを意味しています。
さらっと書きましたが、これをほとんどの人は認識していません。
自己アイデンティティが社会に存在している、と認識しています。
20年以上前から宇野は、この自己アイデンティティが社会に存在しているという勘違いによって、ありとあらゆる全ての悩みが生成されている、と言ってきています。
自己アイデンティティが社会に存在している、と思っているから悲しくなるし、つまらなくなるし、儚くなる、その他あらゆる負の感情に絡め取られるのですよ。
「自分が想う、自分が知っている自分が社会に存在している」
いいですか?
はっきり書きますよ^ ^
「そんなもん、どこにも存在してません」
誰も、そんなもん、知りませんよ笑
あなたが、目の前の人に合わせて、それを表現しなければ、ね。
相談者にはこの辺りのことを簡単に解説した上で、
「Xさんがあなたを見ました。あるいは会話しました。Xさんはあなたに何の魅力も感じませんでした。というシーンがあるとしますね?その時のあなたは、Xさんにとっては何の魅力も無い人間なのです。これを認められないとしたら、それは単なるあなたの”幼児性”です。幼児期は周囲が勝手にあなたを魅力的な存在であると認識してきました。あなたはその幼児期の体験を再体験したいと言い続けているだけです。幼児性を発揮するのは幼児の時だけにしてもらっていいですか? ところで、Xさんの目に、あなたが魅力的に映る様に一体あなたはXさんに対して何をどのように”表現”する必要があるでしょうか。」
という核心ストレートパンチを打ちました。
彼女は静かにあいづちを打ち返していました。
何かに気づき始めている様です。
「あなたは、あなたが信じている通り、魅力いっぱいの女性なのでしょう。全くその通りでしょう。だけどね?それ、目の前の人に合わせて、教えてあげないと、つまり表現しないと、誰も気付きませんよ。」
「どうやってそれをやればいいですか?」
「まずXさん自身になりきってみて、彼がどんな世界の住人なのか、何を醜く、何を魅力的だと認識するのかを知る。その上で彼が魅力的だと想うであろう”私の部分”を表現していく。次第に彼はあなたに魅了されるわけです。」
「Yさんにも、Wさんにも、Zさんにも、そうしたとしよう。そしてそれが出来たとしよう。少なくとも世界に4人、あなたに魅了されている人が存在することになる。その後でもあなたは、誰も私の魅力に気がつかない、とか言うと思いますか?」
彼女はこのリードを本当によく理解したと思います。
これから魅力開発とその表現に期待していますね。
PCMでは、ある個人が一体どのように世界と繋がっているのか、その世界観をどのように自分自身として採用するのかを徹底理解します。
また自分の魅力とは一体何なのかを探求します。それについてのいくつもの表現方法を自分自身で編み出していきます。
そして現実世界で表現を、試行錯誤します。その方法もPCMで体得できます。
次第次第に、あなたの周囲は、あなたの魅力に気づかざるを得なくなる。
そうかポイントは”表現”であり、それをちゃんと届けるコミュニケーションだったのだと、なぜこれまでうまく行かなかったのかの全容を知ることになるでしょう。
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宇野ひろみ