この話は、時間管理というテーマだけでなく、
人生でもっとも大切なことは、それは、私にとって、一体何なのか。
人生でもっとも大切なことは、それは、私にとって、一体何なのか。
仕事?
恋?
家族?
お金?
健康?
趣味?
自分は一体、
そもそも、
何を最も重要なこととして、心のど真ん中に持っているか。
これを考える機会を与えてくれる記事です。
***
教授は突然、大きな壺を取り出し教壇に置いた。
その壺に、彼は一つ一つ『大きな石』を詰めた。
壺がいっぱいになるまで石を詰めて、彼は学生たちに聞いた。
「この壺は満杯か?」教室中の学生たちが「はい」と答えた。
「本当か?」そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱい
の砂利をとり出した。
そしてじゃりを壺の中に流し込み、壺を振りながら、石と石の間を
砂利で埋めた。
そしてもう一度聞いた。
「さあ、この壺は満杯か?」学生たちは答えられない。
一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。
教授は「その通りだ」と笑い、今度は教壇の陰から砂の入ったバケ
ツを取り出した。
それを石と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。
「どうだ、この壺はこれでいっぱいになったか?」
学生たちは声を揃えて、「いや違う」と答えた。
微笑んだ教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと注いだ。
そして彼は学生たちに最後の質問を投げかける。
「私が何を言いたいのか、わかるだろうか」
一人の学生が手を挙げた。
「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、
いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」
「それは違う」と教授は言った。
「重要なポイントはそうではない。いま見たことが君たちに示して
くれる真実は、
大きな石を先に入れないかぎり、それが入る余地は、その後二度と
ないという事なんだ」
君たちの人生にとって”大きな石”とは何だろう、と教授は話しを
続けた。
それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家
庭であったり、自分の夢であったり…。
ここで言う”大きな石”とは、君たちにとって最も大切なことだ。
それを最初に壺の中に入れなさい。
そうしなければ、君達はそれを永遠に失う事になる。
もし君達が小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いも
のから自分の壺を満たしていくなら、君達の人生は重要でない「何
か」に満たされたものになるだろう。
そして大きな石、つまり自分にとって最も大切なことに割く時間を
失い、その結果それ自体を失うことになるのだ。